「あたりまえだけどなかなかできない会議のルール」のあとがきで、この本は「あなたの人生を変えるほどの本だと自負しています」とあったので、「こりゃ、おもしろそうだ」と思い読んでみました。
まず、「意識の矢印」という言葉が出てきます。これは、人の話を聞いているときに、相手に意識を向けているのか、自分に意識を向けているのかということです。
自分に意識の矢印が向かっている場合、相手の話を黙って聞いていても、自分の感想や思い出が出てきて、相手の話を聞くことができないとのこと。
この考えを知り、人の話を聞くときは、自分の考えを出すのではなく、相手の考えを掘り下げる方向で聞くように意識するようになりました。確かに、以前よりは人の話を聞けている気がしますね。
また、次の言葉がとても新鮮でした。
「事柄と相手。部下と話をするとき、どちらを聴いていますか?」
仕事では事柄に焦点を合わせるのは当然ではありますが、結局、考えて行動するのは人なんですよね。そして、話を聞くときには、相手に焦点を当てるほうが、深いコミュニケーションを取れるとのことです。
そして、相手ができないと思い込んでしまっているときに、「もし、○○だったとしたら?」という質問を投げかけると、「できる」体験をすることで変化することができるそうです。
注意点としては、あくまでも相手の人生の主体は相手側にあるので、聞き手が相手をコントロールしないように意識しておくことでしょうか。下手に悪用すれば、手痛いしっぺ返しがありそうです。
人生を変えるほどのインパクトがあるかは分かりませんが、人の話を聞くという点において、大きな学びがあることは確かだと思います。
- 絶妙な「聞き方」の技術―NLP理論・インプロ・心理学を駆使した!人間関係をよりよくするための「例の方法」
- 宇都出 雅巳
- 明日香出版社 2006-10
by G-Tools , 2007/07/08
■関連サイト
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